審美歯科 |
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噛む、咀嚼するといった機能以外に、「美しさ」も加えた治療を行います。保険診療では、お口の機能回復を主目的としているため、使用できる材料が決まっています。このため、笑うと金属色が見えたり、治療したところが数年で色が変わってきたりということがおきてきます。
しかし、使用する材質を変えることでこのような欠点を克服することができます。ただすべて保険外診療にすればよいものができるとは限りません。場合によっては、保険診療で十分対応できるものもあります。治療法の選択に関してはそれぞれの利点欠点を十分に説明させていただきますので、ご自身の納得された治療法を選択していただければよいと思います。
では実際の患者さんの症例を見ながら説明します。ここで使用する写真はすべて患者さんの了解を得ています。
保険外診療
ジルコニアは融点が2700℃と高いため、耐熱性セラミックス材料として利用されています。また、身近なものではダイアモンドに近い屈折率を有することから宝飾品としても用いられる材料です。 強度に優れ、メタルボンドクラウンのように土台に金属を必要としません。それにより金属透過・染み出しによる歯茎の黒ずみや金属アレルギーの心配もありません。全てセラミックなので、自然な光の透過性を再現し、限りなく天然歯に近い仕上がりです。 また、ブリッジ(連結歯)は、従来のオールセラミックでは咬合圧に弱く不安がありましたが、ジルコニアの登場により、強度的に強く、審美にも優れた修復が可能となりました。
料金 1本あたり 80,000円
症例3 (歯ぐきの治療を行った後に、セラミックをかぶせました 。)
症例4 (ホワイトニングをした後に、セラミックをかぶせました。 )
貴金属でできた骨組みの上にセラミックを焼きつけて本物の歯のような形を造った修復物です。審美性や強度に優れています。
料金 80,000円
症例1
症例2
症例3 (上顎をホワイトニング後、左写真の三角印2歯をメタルボンドにて修復)
症例4 複合症例 治療後の写真にマウスを乗せると説明文が出ます
セラミックとレジン(プラスチックのようなもの)の混合型の詰め物です。型をとって作ります。
料金 20,000円
症例
セラミックとレジン(ハイブリッド型)のクラウンです。レジン単体より強度と審美性が向上しますが同時にレジンの欠点も併せ持ち合わせます。
料金 40,000円
■ どれがハイブリッドセラミッククラウンか判りますか?
症例2
症例3 (左から2本の歯はレジン充填、3本目の歯がハイブリッドセラミッククラウンです。)
貴金属を多く含んだ金合金は加工にすぐれ適合性に優れています。金属自体の硬さも天然の歯に近く、腐食や変色もほとんどなく金属アレルギーの心配が少ないのが特徴です。
保険診療
金銀パラジウム合金は日本の健康保険で使用される(諸外国では使用されてない)日本独自の合金です。食事などの日常生活は何ら問題なく過ごせますが変色、腐食、金属アレルギーなどの問題点もあります。
保険適用の硬質レンジ前装冠は金銀パラジウム合金を使用。金属で補強されたクラウンの表側の部分にプラスチックを接着し見た目を回復する方法です。
プラスチックのような粘性の材料を使用します。実際のプラスチックとは違います。虫歯や古い詰め物を取り除いた後、詰め物をします。 1 回 30 分程度で、 1 回の処置で終わります。小さな虫歯であれば、この治療法で十分だと思います。
症例1
症例2
ここに挙げた治療法のほかにもセラミックインレー・オールセラミッククラウン・ダイレクトセラミックなどの治療法もあります。
ご質問・ご要望がございましたら、遠慮なくお申しつけください。
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