

動きの速い、接触(スポーツコンタクト)の多いスポーツでは、脳震盪(しんとう)や顎口腔領域へのケガの発生率が高くなっています。顎や顔面周囲のケガの治療のために大学の付属病院や口腔外科を受診した人の原因の第 1 位は交通事故ですが、 2 位は転倒や転落、3 位にスポーツがランクしているとうデータがあります。男女比では男性に多く、年代比では 10 代が最も高くなっています。

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上の前歯です。前歯を打ったり(打撲)、歯が折れたり(破折)、グラグラしたり(脱臼)抜けることもあります。重傷の場合、顔やあごの骨が折れることもあります。骨折では、下のあごがよくおこります(下顎骨折)。
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- 歯が欠けてしまったら(破折)
すぐに歯科医院を受診してください。可能であれば、欠けた歯のかけらを持ってきてください。歯の神経がでているかどうかで処置内容は異なりますが、もとの歯の形に戻すことができます。
- 歯がグラグラになってしまったら(脱臼)
歯が折れてなければ、しばらく固定しておくだけで直ります。固定は金属のワイヤーとプラスチック のようなもので行います。脱臼した歯は変色してくることがありますが、時間が経つと元に戻ることが あるので、そのまま様子を見ます。その場合は定期的な経過観察が必要となります。
- 歯が抜けてしまったら(脱落)
歯を探してください。見つけたら、歯の頭の部分を持って、根っこの部分を水道水で洗ってください。 そして元の位置に戻せたら、戻してください。戻せなければ、牛乳にいれるか、歯とほっぺの間に入れて すぐに歯科医院を受診してください。早ければ、早いほど、元通りに戻せる可能性が高くなります。 しかし時間が経ってしまった歯でも、普通とは違う治り方で歯が戻ることがあります。 大事なことは歯を持ってきてもらうことです。
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マウスガードをはめることで、防止できたり軽減することができます。
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口のケガを予防するために、上あごに歯を被うようにつけるゴムのようなものです。マウスピースとか、マウスプロテクターとも呼ばれます。
入手方法には、以下の 2 通りがあります。
- スポーツ用品店
マウスフォームドタイプといってお湯につけてやわらかくして、口の中で形をつくるタイプのものです。値段は数百円から数千円です。あまりおすすめではありません。理由は、口の中で ピッタリとしたものを作ることが大変難しいからです。適合が悪いと、せっかくマウスガードを装着していても、外傷の可能性は高くなります。車のシートベルトもキチンとしていなければ意味がないのと同じですね。

- 歯科医院でつくる
カスタムメイドタイプといって歯型と噛み合わせをとって作り、完成時に口の中で噛み合せの微調整を行って作成する方法です。出来上がったマウスガードは口にピッタリしていて、非常に効果が高いです。また希望であれば、カラフルな色にしたり、名前をいれることも出来ます。効果や安全面、そして装着感のことを考えると、カスタムメイドタイプがお勧めです。マウスガードを装着して運動能力が向上したという選手がいますが、おそらくもともと歯の噛み合わせが悪かったのがマウスガード装着により噛み合わせが良くなり、何らかの効果があったのかも知れません。このことはとても喜ばしいことですが、
マウスガードの運動能力向上に関してはまだまだ未知の部分が多いようです。
まずはケガの予防が最大の目的といえるでしょう。
料金(未成年用) 5,000円(税込み)〜
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| ■マウスガード装着が義務付けされているスポーツ |
| ボクシング |
キックボクシング |
K−1 |
| 空手の一部 |
アメリカンフットボール |
ラクロス |
| インラインスケート |
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| ■マウスガード装着が効果的とされるスポーツ |
| バスケットボール |
ハンドボール |
水球 |
| ラグビー |
アイスホッケー |
サッカー |
| 柔道 |
相撲 |
スキー |
マウスガードは試合の時だけでなく練習のときから使ってください。そうすることにより練習時のケガの防止や、慣れておくことで試合のときでも上手く使いこなせるようになります。
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マウスガードはやわらかい素材でできているため、水分を吸収しやすく、色やにおいがつきやすい性質があります。使用後は水洗いし、ケースなどで保管してください。
また熱に弱く、変形しやすいので、お湯につけたり、高温になる場所での保管は避けてください。
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